こんにちわ~
管理人の海果(うみか)です。
今回は、マレーシアでビックリしたことを、秘密のケンミンショー風に
ご紹介しているシリーズ第2弾です!!
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日本では、健康のために生活に取り入れるあるモノ。
スーパーに行くとたくさん並んでいるが、
自動販売機で売られているのは見たことがない。
しかし、マレーシアでは、自動販売機でも売られていた。
そんなに人気があるのか・・・
その事実を知るきっかけとなったのは、同僚とのこんな日常のひとコマからだった。

ある平日の昼下がり、休憩を取るために、休憩室に行くと、
そこに、同じフロアで働くマレーシア人の友がいた。
お互い飲み物を買おうと、たまたま自動販売機の前で買うものを選んでいた。
友:『今日は何買おうかな~。あなたは何買うの? ○○?』
私:『○○??? そんなのここに売ってんの?』
友:『あるよ。私はいつもここで買ってる。よし、今日は○○にしよ!!』
私:『わ、わたしはコーヒーでいいわ・・・』

○○は、健康のために朝飲むものなのではないのか・・・
彼女にとっては、どうやら違うようだ。
よく見たら、確かにあった。
他のドリンクと同じ350ml缶に入って、コーヒーやコーラなどと
同じ出で立ちで並んでいたため、言われるまでまったく気づかなかった。
後日、こっそり自動販売機で○○を買って、恐る恐る飲んでみた・・・
意外とおいしい!!
さっそく調べてみると、そこには、マレーシアの気候が生んだ
食文化が背景に見えてきた。
その○○とは・・・

調べを進めると、マレーシアではたくさんの種類の豆乳が販売されていた。
スーパーマーケットだけでなく、コンビニでも、屋台でも、自動販売機でも。
どこにでも豆乳が売られていて、いつでも買う事ができる。
へぇー、そうだったんだぁ(あの抑揚のないナレーション)

この自販機では、左がレモネード、右がライチドリンクに挟まれて、
豆乳鎮座。

スーパーでは、冷蔵コーナーとは別に、棚2本を占有し、
豆乳コーナーとしても、鎮座。
※中程度の広さのスーパーで、調査決行!!かなり怪しい日本人・・・
【常温コーナー】
350ml缶(1銘柄)、
250ml(11)、1L(8)紙パック、
300ml(1)、400ml(1)ペットボトル
300mlビン(1)、
【冷蔵コーナー】
300ml(2)、750ml(2)、800ml(2)ペットボトル
125ml(6)、500ml(4)、1L(10)紙パック
合計49銘柄の商品が置いてありました・・・
カルシウムやプロテイン、コラーゲンを配合してある豆乳も!!
フレーバーは、オリジナル、スイートコーン、チョコレート、メロン、黒ゴマぐらい。
日本のラインナップには敵いません。
(2020umika調べ)
では、実際どのくらいマレーシアでは豆乳が消費されているのでしょうか。
▼ 日本豆乳協会 【豆乳消費量の世界比較】
統計年 | 日本 | マレーシア |
---|---|---|
2009 | 1.5 | 3.4 |
2010 | 1.6 | 3.8 |
2011 | 1.7 | 4.0 |
2012 | 2.0 | 4.4 |
2015 | 2.8 | 3.8 |
2016 | 2.9 | 3.8 |
2018 | 3.4 | 3.2 |
日本では、健康志向や豆乳ブームもあり、年々消費量が増えているようです。
マレーシアでは、徐々に減ってきているものの、依然、消費量は多めをキープ。
日本豆乳協会の統計によりますと、年間1人あたり消費量ランキングは、
1位タイ:10.2 2位台湾:6.5 3位韓国:4.2 4位ベトナム:3.5
5位日本:3.6 6位マレーシア・オーストラリア:3.5
タイ、ぶっちぎり!! 全体的に、アジアでの消費量が多いんですね。
日本では、牛乳を飲むことができない人のための代替品、
もしくは、女性ホルモンの補助としてイソフラボンを取り入れたい人のための
健康維持食品というイメージですが、
マレーシアではどうやら様子が違うようです。
マレーシアの豆乳は、基本、濃度が薄く、甘い。
日本の豆乳は、そのままお豆腐が作れるほど濃く、大豆の風味が強いでしょ。
また、牛乳の代わりに料理に使う事もあるため、無糖、無調整のものも多くありますよね。
しかし、マレーシアでは健康維持目的というよりかは、
美味しい飲み物という位置づけらしく、サラッとしていて、甘く、飲みやすい。
だから、あの友人は仕事の合間のブレイクタイムで
コーヒーを買うかのように、豆乳を飲んでいたんだ~
無糖のものは、探さないと見つからない。
無調整は、おそらく、ないんじゃないかな・・・
年中真夏のマレーシアでは、熱中症、水分不足が一番こわい事。
外に出る時は、大きなポットを持っていつでも水が飲めるようにしている人も多いんです。
そして、街のなかでも、いつでもどこでも水分が買えるように用意されています。
その水分とは・・・
水だけでなく、甘い飲み物が多い。
(前回ご紹介したミロもそうですね)
そこには、糖分の持つ人体に与える影響に理由があると思われます。
糖分は『体温を下げる』
だから、ただの水を飲むよりも、甘いものを飲んだ方がより熱中症対策になると、
マレーシアでの人類の歴史のなかで教訓になっているのではないでしょうか。
だから、自動販売機にまで豆乳を置いてあるんですね!!
日本に比べると、自動販売機の数自体が圧倒的に少ないのですが、
どの自動販売機にもだいたい豆乳とミロがラインナップしているようです。
マレーシア国民に、本当に愛されているのでしょう。
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▼過去記事も読んでね~
ということで、今回はマレーシアでの豆乳事情でした~
それでは、またお会いしましょう!!
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